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情報の基準日:2026年10月31日/下書き:AI、編集:社畜眼鏡 編集部。制度の最終判断は各窓口、医療の判断は主治医
今とてもつらいときは、この記事より先に相談先へ:#いのちSOS 0120-061-338(毎日24時間)、よりそいホットライン 0120-279-338(24時間)。いずれも厚生労働省「まもろうよ こころ」に掲載されている窓口です。
この記事でわかること
- 休職中に借金の返済が苦しくなる理由と、相談の前に紙に書き出しておくもの
- 返済の相談先(借入先・公的な無料窓口・弁護士や司法書士)と、どれから使うかの考え方
- 債務整理に種類があること
- 違法な業者かもしれないと思ったときの相談先
この記事は一般的な制度の案内です。個別の相談は受けず、「あなたの場合はいくら減る」といった診断もしません。
休職中に返済が苦しくなる理由
休職すると、給与が止まったり減ったりします。協会けんぽの傷病手当金は、業務外の病気やケガで仕事に就けず、連続3日を含む4日以上休み、休んだ期間に給与が出ていない(出ていても傷病手当金より少ない場合は、差額が支給されることがあります)ことなどが条件です。日額は、標準報酬月額を基にした計算(直近12か月の平均を30で割った額の3分の2が基本)で決まり、手取りの給与そのままではありません。被保険者期間が12か月に満たない場合は別の計算になります。
もう一つ、時期のずれがあります。協会けんぽの説明では、申請書は被保険者・事業主・主治医がそれぞれ記入して提出し、審査の結果お支払い可能であれば、受付から10営業日以内に支払うとされています。ただ、休み始めてから申請の受付までの期間は、給与の締め日や書類が整うまでの時間で人によって違います。最初の入金の時期は、加入先に聞くのが確実です。健康保険組合の加入者は、組合ごとに扱いが違うことがあります。
収入が下がる一方で、カードローンやリボ払い、消費者金融の毎月の返済額は変わりません。家賃や光熱費も続きます。返済が苦しくなる大きな理由は、収入の形が急に変わったことです。まず数字を並べるところから始めます。
先にやること:数字を紙に書き出す
相談先のどこでも、聞かれるのは次のような内容です。
- 借入先ごとの残高・毎月の返済額・返済日(カード会社、消費者金融、銀行のカードローン、リボ払いなど)
- 毎月入るお金:傷病手当金の見込み額と入金時期、その他の収入
- 毎月どうしても出ていくお金:家賃、水道光熱費、食費、通信費、保険料や税金など
- 今すぐ使える貯金の額
残高が分からないときは、契約書や明細、アプリの画面を見ながら書き出します。分からない項目は空欄で構いません。相談先で一緒に確認できます。
返済日に間に合わせるために、別のところから新しく借りて返すと、借入先や利息が増えるおそれがあり、整理も難しくなります。金融庁も、借入れが本当に必要か、毎月の返済が無理なくできるかを借りる前に考えるよう案内しています。新たな借入れで返す前に、公的な窓口への相談も検討してください。
相談先は、一律の順番ではありません
相談先は大きく3つあります。(a)借入先への相談、(b)公的な無料相談、(c)弁護士・司法書士への相談です。
自分で借入先に連絡できそうなら(a)から、電話で話すこと自体がつらい、借入先が多い、違法な業者かもしれない、裁判所や弁護士名義の書面が届いている、というときは(b)や(c)から始めて構いません。督促が来る前に動いたほうが、落ち着いて選びやすいのは確かです。
(a) 借入先に、返済条件の相談をする
休職して収入が減っていること、返済が難しくなりそうなことを、期日の前に借入先へ伝える方法です。相談内容は、毎月の返済額や返済日の見直しなどが考えられます。
ただし、条件の変更に応じるかどうかは各社の判断で、応じてもらえるとは限りません。変更に応じた場合も、その後の返済総額や記録の残り方などに影響が出ることがありますが、内容は契約や会社によって違います。変更の内容は、書面やメールなど後から読み返せる形で残しておきます。
(b) 公的な無料相談を使う
法テラス(日本司法支援センター)
法的なトラブルの相談を案内する公的な窓口です。法テラス・サポートダイヤルは 0570-078374 で、受付は平日9時〜21時、土曜9時〜17時です(法テラス公式サイトの記載。メールとチャットも案内されています)。
無料法律相談には条件があり、手取りの平均月収(賞与を含む)と、現金・預貯金の額が一定の基準以下であることが必要です。基準は家族の人数と住んでいる地域で変わります。相談は1回30分で、同じ問題について3回まで無料です。原則として予約が必要です。基準額は変わることがあるので、最新の表は法テラスのページで見られます。
借金に関する事件は、弁護士・司法書士の費用を立て替える制度の対象になっています。立て替えてもらった費用は分割で返す仕組みで、毎月の金額は審査で決まります。自己破産や民事再生では、裁判所に納めるお金の一部が立替えの対象外になる場合があるなど、細かな条件があります。利用する際は、法テラスで説明を受けられます。
日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
貸金業者とのトラブルや、借金・返済についての相談を受ける窓口です。電話は 0570-051-051(ナビダイヤル)で、受付は9:00〜17:00、土・日・祝日と年末年始は休みです。協会は、相談や苦情処理手続の申立て、貸付自粛制度の利用に、手数料は一切かからないと案内しています。Webからの相談受付もあります。
財務局の多重債務相談窓口
金融庁は、全国の財務局に多重債務の相談窓口を置いていると案内しています。都道府県・市区町村の相談窓口の一覧も公開されています。お住まいの地域の窓口は、金融庁のページから探せます。
消費生活センター(消費者ホットライン188)
188に電話すると、お近くの消費生活相談窓口につながります。商品やサービスなど消費生活全般の相談を専門の相談員が受け付ける窓口です。借金や返済の相談を受けられるかどうかは、最初に電話で聞いてみてください。
自治体の生活困窮者自立相談支援の窓口
生活費や家計、滞納などの困りごとは、市区町村の「生活困窮者自立相談支援」の窓口に相談できます。名称は地域で違うため、市区町村の役所に「生活が苦しいときの相談窓口はどこですか」と聞くと案内してもらえます。借金の返済そのものをどこまで相談できるかは、窓口によって違う場合があります。
(c) 弁護士・司法書士に相談する
借入先が多くて自分では整理が難しい、督促や書面が届いている、というときは、弁護士や司法書士への相談があります。
債務整理の代表的なものとして、任意整理・個人再生・自己破産があります。どれが向くかは、借入の状況、収入、持っている財産、仕事の状況などで人によって違い、一人ひとりの事情を聞く専門家の説明が必要です。
- 司法書士が扱える事件や代理できる範囲には制限があります。 弁護士と同じ対応ができるとは限らないので、依頼する前に、どこまで対応してもらえるかを確認してください。
- 裁判所は、債務整理についての相談には応じません。 中立の立場で手続を進めるため、相談先にはならないと、裁判所のページに書かれています。
- 弁護士や、認められた範囲で業務を行う司法書士などを除き、資格のない人が報酬を得て債務整理などの法律業務を行うことは法律で禁止されています。 無資格の人や業者に依頼しないよう、裁判所のページが注意しています。
- 相談の前に、費用と支払い方法を聞いておきます。法テラスの立替制度を使うなら、その事務所が対象かも聞きます。
特定の事務所は紹介しません。法テラスや、弁護士会・司法書士会の相談窓口から探す方法もあります。
取立てが厳しい・違法な業者かもしれないと思ったとき
「審査なし」「必ず貸す」といった言葉で近づく業者や、法外な利息の請求、脅すような取立ては、違法な業者の可能性があります。本人だけで対応せず、次のところに相談してください。
- 日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センター
- 財務局の多重債務相談窓口
- 法テラス
支払う前に、相談先へ連絡してください。身の危険を感じるときは、ためらわず110番へ。
傷病手当金と差押えについて
「傷病手当金は差し押さえられないのか」と気になる人は多いと思います。差押えは法律の問題で、この記事では扱いません。心配なときは、法テラスの無料法律相談や、弁護士・司法書士に個別に確認してください。
よくある質問
Q. 休職中は、返済の相談をしても受け付けてもらえませんか?
A. 条件の変更に応じるかどうかは、会社によって違います。公的な相談窓口は、それぞれの条件の範囲で話を聞いてくれます。(b)の窓口から先に連絡してもかまいません。
Q. 傷病手当金は、いつ入りますか?
A. 協会けんぽの説明では、審査の結果お支払い可能であれば、受付から10営業日以内に支払うとされています。ただし、申請書は本人・事業主・主治医の記入が必要で、書類が整うまでの時間は人によって違います。健康保険組合の場合は、加入先に確認してください。
Q. 電話が苦手で、窓口に話すのがつらいです。
A. 法テラスはメールとチャットも案内しています。日本貸金業協会はWebからの相談受付も案内しています。使える方法を選んでください。
Q. 債務整理をすると、仕事や休職に影響が出ますか?
A. 手続の種類や勤め先の事情で違います。弁護士・司法書士に相談するときに、休職中であることを伝えて聞いてみてください。
Q. 家族に知られたくないのですが。
A. どこまで連絡が行くかは、手続や相手先によって違います。相談の最初に、状況と希望を伝えたうえで聞いておくと安心です。
困ったときの相談先
- 心のつらさ:#いのちSOS 0120-061-338(毎日24時間)、よりそいホットライン 0120-279-338(24時間)
- 借金・法律の相談、弁護士費用の立替:法テラス・サポートダイヤル 0570-078374(平日9時〜21時、土曜9時〜17時)
- 貸金業者とのトラブル、返済の相談:日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター 0570-051-051(平日9:00〜17:00、手数料無料)
- 多重債務の相談:お住まいの地域の財務局の多重債務相談窓口(金融庁のページから探せます)
- 生活費・家計・滞納の相談:市区町村の生活困窮者自立相談支援の窓口
- 傷病手当金の申請・支給の時期:加入している健康保険
番号・受付時間は変更される場合があります。
出典一覧(確認日:2026年10月31日)
- 法テラス(日本司法支援センター)トップページ https://www.houterasu.or.jp/
- 法テラス「無料法律相談のご利用の流れ」 https://www.houterasu.or.jp/site/soudan-tatekae/goriyounonagare.html
- 法テラス「立替制度に関するよくあるご質問」 https://www.houterasu.or.jp/site/soudan-tatekae/tatekaeqa.html
- 日本貸金業協会「相談窓口のご案内」 https://www.j-fsa.or.jp/personal/trouble/
- 日本貸金業協会 トップページ https://www.j-fsa.or.jp/
- 金融庁「貸金業関係」 https://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/
- 裁判所「破産・再生手続」 https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/hasan/index.html
- 全国健康保険協会(協会けんぽ)「傷病手当金について」 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/benefit/injury_and_sickness_allowance/index.html
- 全国健康保険協会(協会けんぽ)「傷病手当金|よくあるご質問」 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat620/r307/
- 国民生活センター「消費者ホットライン188」 https://www.kokusen.go.jp/map/index.html
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」 https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
訂正履歴
- なし(初版・2026年10月31日)



